皆さん革靴の手入れはしていますか?
せっかく購入した靴ならば長持ちさせたいはず。
そこで革靴を長持ちさせるには手入れが必須です。
またせっかく購入した手入れ用品の使い方がわからないなんてことありますよね。
そこで今回は「長持ちさせる手入れ方法」「各種手入れ用品の効果と使い方」を紹介します。
【革靴の手入れ】基本メンテナンス
その日の汚れはその日のうちに落とすだけで、手入れの時間は短縮できますし、革に光沢を与えることができます。
習慣になってしまえばなんてことありません。
所要時間、手入れの頻度
所要時間…10分
頻度…4~5回履いたら
慣れれば10分で終わります。
日々のブラッシングをしていればさらに時間短縮が可能!
手入れの頻度は革に光沢がなくなってきたり、小傷が目立つようになったらでOK!
靴磨き手順
手順 | 道具 | ||
① | ブラッシング | ホコリ汚れ除去 | 馬毛ブラシ |
② | 汚れを落とす | 付着した汚れ、古いクリーム除去 | クリーナー、布 |
③ | クリームを塗る | 革に栄養(保湿、保革)を与える | クリーム、布、ブラシ(小) |
④ | ブラッシング | 余分なクリームの除去、均一に伸ばす | 豚毛ブラシ |
⑤ | 乾拭き | 余分なクリームに除去、仕上げ | 布 |
⑥ | ソール | 汚れを除去 | 豚毛ブラシ、布 |
⑦ | 革を保護する | 水、汚れから保護する | 撥水スプレー |
指に布を巻きつける方法
②爪側で根本を絞る。指の腹にシワがないように!
③余った布を手に巻きつける。余った布は中指で押さえると安定します。
布はTシャツ生地がオススメ。Tシャツ生地は伸縮性があり指に巻きやすく、指先の感覚が伝わりやすいのでクリームの塗り過ぎを防げます。
厚い布(フランネル素材)の場合クリームを吸ってしまいますが乾拭きに使いやすいです。
シューツリー
②表面に加工をしていないシューツリーは消臭、除湿効果があります。
パンパンに入れると型崩れする可能性があります。少し隙間があってもしっかり効果があります。洋服にはハンガー靴にはシューツリー!
靴を磨く際はシューツリーを入れると、シワが伸び細かいところまでケアできます。
【ブラッシング ①】馬毛ブラシ
汚れやシミになりやすいもの(埃、油、水)の除去
②毛が密になっているので細かい場所にも行き届く
③表面を払うことに適していて、キズがつくにくい
馬毛ブラシは豚毛に比べ毛が長くしなります。毛のしなりを利用して表面をやさしく払うようにしましょう。
【汚れを落とす】クリーナー
靴に付着した汚れと古いクリームを除去する(クリームを塗る下地作業)
②表面をやさしく拭きあげる
③布は常にキレイな面を使用する
④仕上げに全体を乾拭きする
ゴシゴシ擦ると革を痛める可能性があるのでやさしく!
数回ふき取っても布が汚れる場合は、古いクリームが残っているので数回に分けてしっかりとふき取りましょう!
【クリームを塗る】デリケートクリーム→シュークリーム
革に栄養(保湿、保革)を与える。
塗る目安は紳士靴片足でコーヒー豆1粒程度で十分です。なるべく少量を薄く伸ばしましょう。細かい箇所はペネトレイトブラシで塗る。
布で塗ると指先の感覚で量を判断しやすく適量を塗れます。
革は水分の方が浸透しやすく、油分は時間がかかります。
デリケートクリームで水分を与え、靴クリームの油分でフタをするイメージです。両方使うと仕上がりの潤いが違います。
ペネトレイトブラシ(小ブラシ)を使うと細かいステッチ部分、コバ部分に塗りやすいので
布 → ペネトレイトブラシの手順がオススメです。
【ブラッシング②】豚毛ブラシ
余分なクリームの除去、均一に伸ばす。
②コシのある毛の特性が生かされ革の繊維の中にクリームを入れることができる
③同時に光沢も得られる
ここでしっかりとクリームを均一に伸ばさないと次の乾拭きの工程でいくら磨いても光沢が出ません。
また塗り過ぎて残ったクリームはホコリを吸着しますのでしっかりとブラッシングしましょう!もう少し光沢が欲しいと思ったら水を一滴革に落としてブラッシングしてみてください。濡れたような光沢がでますよ!
乾拭き
グローブタイプだと手を汚さず効率的にクリームを拭き取れます。
・ゴシゴシと強い力ではなく軽いタッチで拭き取る。
・手で触って指紋が残らなくなったら拭き取れた目安です。
ソール
・革底には右のレザーソールリキッド
革底用の保革、柔軟性、耐水性を高めます。
撥水スプレーで革を保護する
水や汚れから革を保護します。
革に汚れがつきにくくすればそれだけきれいに履けますし、手入れの回数を減らすことができます。
・防水スプレーは革の通気性が損なわれるので使用しない(シミになる可能性が高い)
・靴箱の中でスプレーすると床を汚しません
手入れの頻度
2足でローテーションしていればおおよそ2週間に1回です。
ブラッシングはその都度帰宅したらかけるようにすると、埃汚れを落とせますし、革の繊維が整うので艶が元に戻ります。
【革靴の手入れ】予備知識
革に必要な15%ほどの水分を維持すること
手入れの基本は、革が必要としている水分量を維持することにあります。
水分を意識して手入れをされる人は少ないと思います。なんか革に悪影響な感じがしますからね。
そこで上手に手入れするには水分 + 油分を意識すると手入れ用品を選びやすくなると思います。
水分の多いクリーム
僕はコロニルの1909を愛用しています。粘りがなく伸びが良いためおすすめ!
靴屋や東急ハンズで探すときはデリケートクリームで探してみてください。
各社様々なデリケートクリームを販売していますが、その中でもコロニルは圧倒的使用感の良さと汎用性です。
コロニルは革種を選ばずに使用できるのが嬉しいです。(ヌメ革はNG)
油分の多いクリーム
デリケートクリームに比べプルプル感はなくベタっとしていますが、塗った後にブラッシングをして馴染ませないと革の表面で固まってしまいます。
もしクリームの伸びが悪い場合は水を一滴たらすと伸びが良くなりますよ。
【革靴の手入れ】まとめ
ブラッシングに慣れてきたら道具を少しずつ買い足していくといいですよ。
まずは毎日のブラッシングから頑張って長持ちさせてください!
Amazonで購入できる1万円以下のおススメ靴をレビューしています!
???『靴が汚れてきたので買い替えたいんだけどあんまりお金かけられないんだよね…。それに革靴っていっぱい種類あるからどれを買えばいいんだろ?』こんな疑問や悩みにお答えします。本記事をでわかること・ケン[…]