オールデン 990 バリーラストのサイズ感

【オールデン/990】バリーラストのサイズ感を紹介

✔ 本記事の内容

・グッドイヤーウェルト製法のメリット、デメリット
・失敗しないサイズの選び方(バリーラスト)
・サイズ調整の方法

憧れの革靴オールデン。

日本では値段が年々高くなりコードバン(馬の臀部の革)を使用したモデルは軒並み13万超え。

もはや一般庶民には手が出にくくなってしまいましたね。

しかしこのまま行けば数年後にはおそらく15万を超えてくると思われます。

その理由はコードバンの絶対数が減り希少性が原因で、需要と供給のバランスがさらに悪化するといわれています。

それなら早めに手に入れたいところですが、そこで問題なのがサイズ選び。

特にオールデンはラスト(木型)によってサイズ感が大きく変わってきます。

もう少し詳しく説明すると、木型によって履いてほしい足型が違うんです。

スニーカーでいうナイキとニューバランスの違いみたいな感じ。

tomosato
実際ぼくは、オールデンのローファーを3回失敗しています…。今となってはいい経験。

そんなオールデンの中で日本人の足に合いやすいとされている木型が今回紹介するバリーラスト。

オールデンの中でも比較的横幅が広く、ソール幅があるため日本人の足に合いやすいといわれています。

今回はオールデンでメインの製法となる「グッドイヤーウェルト製法の特徴」、「サイズ選びの方法」を紹介していきます。

この記事を読めば自分のサイズがわかるので靴選びが楽になりますよ。是非参考にしてください。

スポンサーリンク

グッドイヤーウェルト製法

グッドイヤーウェルト製法

引用:FRAME

✔ グッドイヤーウェルト製法

オールデンを購入しようとリサーチすれば、必ずと目にとまるのが「グッドイヤーウェルト製法」。

この製法はややこしく説明するのが難しいのですが、

底材とアッパーを直接縫っていない「アッパー×リブ→リブ×底材」

グッドイヤーウェルト製法ならではのリブを使った底付けするので、その他の製法よりも修理(パーツ交換)がしやすい特徴があります。

メリット

オールデン 990

✔ 足型に馴染む

足を入れるとインソール(中底)の下に緩衝材のコルクが敷き詰められています。

このコルクが履き込むことで、足裏の形状に沈んでフットベッドが形成。

履けば履くほど足に馴染んでいき、あなただけの靴に変化していきます!

足馴染みでいうとグッドイヤーウェルト製法が一番

✔ 雨に強い

さすがにコードバンを雨の日に履かないとおもいますが、靴の製法の中でも雨に強い部類に入ります。

その理由は底付けを2回おこなっているから。

水が侵入しにくい作りになってますし、水により底材が傷んでも修理することが可能。

✔ 修理ができる

オールデンといえば国内で買えば十万以上。とてもじゃないけど消耗品としては高価過ぎます。

なので少しでも長持ちさせたいですよね。

安心してください。

グッドイヤーウェルト製法は修理がしやすい製法なので、一般的には底材の張替えは3回〜6回交換することができます。

長く履くことが前提のような製法です。

スポンサーリンク

デメリット

✔ 重い

グッドイヤーウェルト製法はパーツが多いのでどうしても重さを感じます。

特にオールデンは重たい部類に入り「片足約650グラム」

お世辞にも軽いと言えませんが、長持ちする製法なのでぐっと我慢。

片足500グラムあると、筋力が衰えにくいといわれているので考え方を変えるとメリットになるのでは?

✔ 履き始めが固い

またしてもパーツが多いため底材の屈曲性が悪いです。

マッケイ製法やセメンテッド製法の場合、履き馴染むのに1日〜2日で十分ですが、グッドイヤーウェルト製法はおおよそ2週間ほど履き込まないと反り返りのクセがつきにくいです。

丈夫=固い

というのがグッドイヤーウェルト製法の感想。

ただこの徐々に馴染む感じが個人的には好きなんですけどね!

失敗しないサイズ選びの方法

✔ 失敗しないサイズの選び方

はじめて履く靴、メーカーなど不安になるのが「サイズがわからない」

もう少し詳しく例えると、「自分のちょうどいいサイズがわからない」

いわゆる靴を選ぶ時に正解がわからないから不安なんです。

過去の自分もそうでした。だからいつも少し大きめ。

そこで提案したい不安の解消方法は自分の足長(実寸)を知るという事です。

スポンサーリンク

足長がわかれば怖くない

足長 計測方法

サイズ選びは足長(足の実寸)がわかっていれば目安になります。

もちろん木型、足の形の相性があるのですべてに応用できるかというと難しいです。

①A4用紙を床に置く
②計測したい足を立った状態で紙の上に置く
③カカト、指先(一番長い指)に印をつける
④印の間を図る

立った状態で計測すると正確なサイズがわかります。できれば誰かに印を付けてもらった方が良いですよ。

サイズを計測するとスニーカーのサイズから1cm〜1.5cmほど小さいとおもいます。

日本人の平均(男性)が25cmほどなのでおもったより小さくてもご安心を!

もし25.7cmとかなら26cmに繰り上げて購入すればOK!

詳しい内容はコチラの記事で紹介しています。

関連記事

???『気軽にネットで靴を買いたいけどサイズ選びが不安…』『靴のサイズ選びでいつも失敗するんだよな…』『ショップに行くの面倒だから自宅で簡単に計測できないかな?』✔ 本記事の内容・自宅で簡単[…]

靴のサイズ 自宅で簡単に測る方法

サイズの目安

足の実寸サイズ表記
25.1cm〜25.325.5cm
25.4cm〜25.7cm26cm
25.8cm〜263cm26.5cm
革靴は「実寸」
スニーカーは「実寸+1cm〜1.5cm」

おおよその目安は一覧表を参考にして下さい。

オールデンは革靴なので実寸でサイズを選べば問題なし。

サイズ表記の意味

USサイズ(ワイズD)JPサイズ
5.5インチ23.5cm
624
6.524.5
725
7.525.5
826
8.526.5
927
9.527.5
1028
10.528.5
1129

USサイズはインチ、JPサイズはcmです。

日本で購入する場合、横幅のサイズであるワイズ(足囲)はほぼDで輸入されていますのでワンサイズ。

ワイキキのレザーソールではEを販売していました。

US7=25cm(実寸)となります。

バリーラストの特徴

バリーラストの特徴

バリーラストは横幅は広く、ヒールカップが浅い特徴があります。また土踏まずの絞りはほとんどないので窮屈に感じにくいゆったりしたフィット感が特徴。

 

結論:足長のー0.5cm

出典:Color8

✔ メーカー推奨は−0.5cm

ぼくは足長27.5cmでUS9でジャストサイズです。

US9.5を履いてみると、「カカトが抜けそう」、「つま先も少し余裕がある」ということで「US9」にしました。

ちなみにモディファイドラストの場合は「US9.5 D」です。

もちろん履き込めば馴染んできてかなりゆったり感じるようになります。

ここはメーカー推奨どおりに足長-0.5cmを選ぶのが正解

サイズ調整の方法

✔ サイズ調整の方法

せっかく購入したけど思ったより大きい、もしくはきつく感じる場合はある程度であれば調整可能です。

大きい場合

✔ インソール

東急ハンズが一番品揃えが多いですが、革靴用のインソールを入れればハーフサイズくらいは調整可能。

スニーカー用のカップインソール(クッション性が高いもの)を入れてしまうと、高さが出すぎてしまい窮屈になります。またインソールを入れると革自体が更に馴染んでしまうため微調整ぐらいのほうがおすすめです。

✔ インソール+ソックス

革靴用のインソールでもまだ大きい場合は厚めのソークスと併用するとムダな隙間が詰まります。

小さい場合

引用:ミスターミニット

ミスターミニットに持ち込めば¥1,650で幅出しをおこなってくれます。

図のようにあたりが強い箇所だけ調整してくれるのできつく感じる場合は相談してみるといいですよ。

しかし長さは変えることができないので注意。

オールデン 990のサイズ感まとめ

オールデン 990

・土踏まず、カカト、つま先がゆったり
・メーカー推奨サイズは足長の-0.5cm

今回はオールデンの代表作990(バリーラスト)のサイズ感について紹介しました。

革靴のサイズ選びは難しく木型が変わればフィット感は全然違ってきます。

不安ならラコタハウス(Alden輸入総代理店)、新宿伊勢丹で靴のスペシャリストに相談しながら選ぶことをおすすめします。

この記事が参考になれば嬉しいです!

with Aldenを楽しんでください!

スポンサーリンク